田舎と都会の両方暮らし

東京自宅と茨城実家を行ったり来たりしています。長く続けた仕事も面倒くさい人間関係も、大好きだった酒も酒場も皆さよならしました。断酒して4年、色んな断捨離続けます。古く寂れた実家を片付けして、心安らぐ住まいへ再生中。都会と田舎の両方暮らしで過ごします。三人の息子は社会人になって家を出て、賑やかだった生活も今は妻と2人。静かな日々となりました。

塔ノ岳

塔ノ岳へ。神奈川県丹沢山地の一角。標高1491 m。

6時31分新宿発小田急線急行、小田原行に乗って7時55分に渋沢駅に到着。

渋沢駅北口前からバスに乗って15分、大倉で下車。
8時30分位から登り始める。

丹沢山地では、大山と並んで人気の「塔ノ岳 大倉尾根ルート」という定番コース。

ネットサイト「ヤマプラ」によると、このコースは、距離13.4m、コースタイム(往復)約6時間、標高差1201m、難易度★★となっている。

今日は登山。トレランでは無いのでゆっくり歩く。

人気の定番といいながらけっこうキツい。長い登りが頂上まで延々と続くコースで、大倉尾根を「バカ尾根」と呼ぶ人もいるくらいだ。

でも、大倉尾根は決して単調なコースでは無かった。森林浴あり、岩場もあり、そして登るに連れ、大展望が始まる。

大倉尾根を登りながら、道もわかり易いし広めだし、トレランの練習コースにも最高だと感じた。
トレラン支度の人も多かった。

昔は修行僧が、塔ノ岳を目指す山行の道(丹沢修験道)
だったらしい。実際、頂上の山小屋は「尊仏山荘」という名前だった。

山頂には「尊仏岩」という大きな石があり信仰されていたが、関東大震災の余震で滑落してしまい、今は現存しない、などなどwikipediaに書いてあった。

腰の痛みが引いてまだ間もないので、トレラン用のストックを利用してみた。
これがとってもいい感じ。登り坂の負担がだいぶ軽減される。クセになっちゃいそうだ。

4時間程度で塔ノ岳頂上へ到着。

山頂からの眺めは大パノラマ。天気がよければ富士山、南アルプス、相模湖と展望できる。

今日は快晴。抜けるような青空で、尾根の途中から終始、富士山を拝めた。素晴らしい。絶景だ。

富士山は登ると厳しい山だが、遠くから観ると本当に美しい山で見惚れてしまう。

そして昼食。仲間がガスボンベとコッヘルを持参し、カップヌードルとコーヒーを作ってくれた。
最高に美味しい。重い荷物を担いでくれた仲間に感謝。

下り途中、花立山荘で休憩。カキ氷で疲れを癒す。体の疲れが、魔法をかけられた様に消えていくのを感じた。ここのカキ氷、シロップの配分が絶妙だね、と食べながらお喋り。

気の合う仲間とストレスフリーで会話も弾む。

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最近、山はトレランばかりだったが、歩いて登ると、じっくりと山を愛で森を感じることができる。
眺めも味わえる。
仲間と山中で交流を深めることもできる。
やはり登山は良いなと感じた。

高校は登山部で南アルプス八ヶ岳朝日連峰安達太良山、茨城の山々などを登った。
大学時代は一人で北アルプスを縦走した。

とても懐かしい思い出だ。いずれもう一度なぞって登ってみたい山ばかりだ。

走れるうちはまだトレランも続けるけど、だんだん軸足を登山に移していこうかな、などと思いを馳せた晴天の日曜日でした。

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