塔ノ岳
塔ノ岳へ。神奈川県丹沢山地の一角。標高1491 m。
6時31分新宿発小田急線急行、小田原行に乗って7時55分に渋沢駅に到着。
渋沢駅北口前からバスに乗って15分、大倉で下車。
8時30分位から登り始める。
丹沢山地では、大山と並んで人気の「塔ノ岳 大倉尾根ルート」という定番コース。
ネットサイト「ヤマプラ」によると、このコースは、距離13.4m、コースタイム(往復)約6時間、標高差1201m、難易度★★となっている。
今日は登山。トレランでは無いのでゆっくり歩く。
人気の定番といいながらけっこうキツい。長い登りが頂上まで延々と続くコースで、大倉尾根を「バカ尾根」と呼ぶ人もいるくらいだ。
でも、大倉尾根は決して単調なコースでは無かった。森林浴あり、岩場もあり、そして登るに連れ、大展望が始まる。
大倉尾根を登りながら、道もわかり易いし広めだし、トレランの練習コースにも最高だと感じた。
トレラン支度の人も多かった。
昔は修行僧が、塔ノ岳を目指す山行の道(丹沢修験道)
だったらしい。実際、頂上の山小屋は「尊仏山荘」という名前だった。
山頂には「尊仏岩」という大きな石があり信仰されていたが、関東大震災の余震で滑落してしまい、今は現存しない、などなどwikipediaに書いてあった。
腰の痛みが引いてまだ間もないので、トレラン用のストックを利用してみた。
これがとってもいい感じ。登り坂の負担がだいぶ軽減される。クセになっちゃいそうだ。
4時間程度で塔ノ岳頂上へ到着。
山頂からの眺めは大パノラマ。天気がよければ富士山、南アルプス、相模湖と展望できる。
今日は快晴。抜けるような青空で、尾根の途中から終始、富士山を拝めた。素晴らしい。絶景だ。
富士山は登ると厳しい山だが、遠くから観ると本当に美しい山で見惚れてしまう。
そして昼食。仲間がガスボンベとコッヘルを持参し、カップヌードルとコーヒーを作ってくれた。
最高に美味しい。重い荷物を担いでくれた仲間に感謝。
下り途中、花立山荘で休憩。カキ氷で疲れを癒す。体の疲れが、魔法をかけられた様に消えていくのを感じた。ここのカキ氷、シロップの配分が絶妙だね、と食べながらお喋り。
気の合う仲間とストレスフリーで会話も弾む。
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最近、山はトレランばかりだったが、歩いて登ると、じっくりと山を愛で森を感じることができる。
眺めも味わえる。
仲間と山中で交流を深めることもできる。
やはり登山は良いなと感じた。
高校は登山部で南アルプス、八ヶ岳、朝日連峰、安達太良山、茨城の山々などを登った。
大学時代は一人で北アルプスを縦走した。
とても懐かしい思い出だ。いずれもう一度なぞって登ってみたい山ばかりだ。
走れるうちはまだトレランも続けるけど、だんだん軸足を登山に移していこうかな、などと思いを馳せた晴天の日曜日でした。