セクハラは一言でいえば、男の勘違い
最近、セクハラの話が目を惹く。
官僚スーパーエリートから、芸能人から、大学教授から、周りの会社員から、、いくらでも当事者が目に浮かぶ。
何故にこんなにもオトコはセクハラをするのか。
セクハラの本質をわかりやすく突いているという評判の本を読んでみた。
著者は、セクハラ問題の第一人者と言われる牟田和恵さん。大阪大学の教授だ。
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セクハラの原因は、一言でいえば、
「男の勘違い」だ。
セクハラは大抵、会社や学校など組織内で起こる。男性は女性より、組織内では立場が上のことが多いので、女性は男性に基本的には従おうとする。
つまり、立場をおもんばかって、女性ははっきりとノーと言わないことが多いのだ。
よって食事に誘われても、お酒に誘われても、
基本的に女性は笑顔で返す。
はっきりとはノーとは言わない。
でもそれは、拒否しているという意味なのだ。
女性は笑顔で拒否を表現する、と著者は述べる。
それなのに、男性の勘違いが始まる。
「これは脈があるな」 と。
男性は全く逆に捉えてしまうのだ。
はっきりノーと言わないから大丈夫だと。
そして男性は更に積極的に女性を誘う。
女性は段々と、笑顔だけでは対応できなくなる。
男性は女性より立場が上なので、つい女性は付き合ってしまう。食事やお酒に。
例え好意が無くても。
そして男性の勘違いは更にエスカレートしていく。
突然手を握ったり、抱きついたり、、
やがて、男性の度重なる行動に女性は耐えられなくなり、セクハラを訴える。
なんと愚かな男性が世の中に多いことか。
女性は組織内での立場に配慮しているだけなのに。
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男性はこの本を読んで、女性からは自分が思っているより、圧倒的に好意を持たれていないケースが多いという現実を認識しておいたほうが良い。
女性もこの本を読んで、男性のオメデタイ思考回路を認識しておいた方が良いと思った。
ちなみに、これ、他人事のように感想述べてるが、自分にもよく言いきかせてます(汗)