ショットバー
3年前の12月、単身赴任の頃。
毎週行きつけのショットバーでお酒を飲みながら将棋を指していた。
大学将棋部元主将のNさんが毎回、指南してくれた。
緑川さんは定跡を重んじる打ち方だね、と言われた。その時は嬉しく感じだが、褒め言葉だったかどうか、今はよく分からない。
ウィスキーを飲みながら酔いが漂う頭で、指し手を考えることが不思議と心地よかった。
心に残る静かな思い出だ。
今年の5月にお酒を断って、だいぶ日が経った。
今日で233日目だ。
一生お酒をやめる決心をしたわけではないので、いつかは記録は途絶えるだろう。
今年はもう飲むことはないが。
でも、来年は心に残る思い出を作るために、偶にはお酒を飲もうとかなと思ったりもする。