大腸内視鏡検査〜外来の検査では一番ツラい、との先生のコメント
前日夜に下剤を飲んで、当日は朝8時から更に強力な下剤を200mlずつ、時間をかけて合計1.5ℓ飲む。
するとお腹が暴れ出してトイレに10回以上行って、便が透明な液体になるのを確認してから、いよいよ腸カメラに臨む、というバツゲームのような検査。
腸カメラ開始は午後3時の筈だったが、4時まで不安な気持ちで待たされて、挙げ句の果てに「外来の検査では一番辛い検査ですから頑張ってください」と先生からダメ出し。
〜開始寸前にそんなこと言わなくてもいいのに〜
メンタルやられたまま検査開始。
大腸の長さは約1.5m。腸を手繰り寄せながら少しずつ管を入れていく。普通は10分位で奥まで到達するらしいが私は20分以上かかった。
大腸の曲がった部分に管を通す時、激しい腹痛が襲ってくる。腹痛は覚悟していたが想定以上だ。
「緑川さんの大腸は管を拒否しようとする力が強いですね〜手強いです」先生が呟く。個人差があるらしい。
奥まで到達した後は、管を戻しながら腸の壁を検査していくという算段。
「緑川さん、ポリープいっぱいありますね。組織を摘出してよーく調べますね。取る必要があるポリープと判断された場合は入院ですね」、色々と説明してくれるけど、もう1時間くらい経っている。
〜お腹痛いんで早く終わらせてほしいんですけど〜
「はい、終わりました。普通は20分位で終わるんですけど緑川さんは1時間かかりましたね。この検査を受ける方の中では最高に辛いパターンでしたがよく頑張りました」
先生からお褒めの言葉。素直に喜んでいいのか、よくわからない。この検査、一回では済まない予感がビンビンとした。もういやだ〜
病院のスタバでコーヒーブレイクしてからバスに乗って帰る。昨日の夜から続いた、長くて切ない時間がやっと終わった。
大人になると色々ある。